海外の人と交流!知っておきたい「地政学」
仕事で外国人との接点がある?友達や恋人が外国人?日本とは違う文化の国から来た人との交流は、相手の国を知らないと難しいこともあるよね。少しずつでも教養・知識を身に付けたいなら、「地政学」をかじってみるのがオススメだよ!「地政学」を知っておくといいポイント3つと、オススメ本を紹介するよ。
「地政学」って何だ?
英語では「Geopolitics」っていうよ!
意味をググると?
20世紀初めに現れた国家学の一形態。国家の本質は,単に権利の主体,あるいは法的秩序の保障者たることにあるのではなくて,民族と国土にあり,新しい国家学は生活体としての国家を経験的に把握しなければならないとするもの。
byブリタニカ国際大百科事典
ちょっと意味わかんないね(笑)
超ざっくりいうと、
「国の政治活動、外交、貿易、戦争・紛争には、地理も関係しているよ!」
ってことを研究する学問だよ!
地形や気候、資源とかね。
たとえば、
- 海に囲まれているか、他の国と国境を接しているかで、貿易ルートに影響が出る
- 石油などの資源が豊富な国と、資源が乏しい国では国同士の力関係に影響がある
とかを考えるんだよ!
主にイギリス、ドイツ、アメリカで発展してきた学問で、
今では歴史の出来事への理解や、
国際政治を考えるために欠かせないとされているよ。
外国人との交流に欠かせない知識!でもやりたくない?
「歴史」の勉強だけじゃだめなの?
もちろん「歴史」の勉強は大切!
海外の人と交流する上で、相手の国のことを知っておくと、コミュニケーションも取りやすくなるよね。
「地政学」は「歴史」で起きたことに対して、
「なんでそうなったの?」を研究する学問。
その時に「地理」って欠かせない要素なんだよー!
ってことだよ。
だから歴史好きさんには、
新たな視点が加わってさらに歴史が面白くなるかも!
「歴史」も「地理」も苦手なんだけど?
大丈夫!私もだよ(笑)
私は理系女子だから(言い訳)、社会科の科目はぜーんぶ苦手だったよ!
「地政学」含めて政治や宗教、地理に興味を持ったのは働き始めてから!
そんな私が「地政学」が面白いって思った理由は
「論理的だから」(笑)。
思想とか文化って、人によっても違うし、曖昧な部分もあるじゃない?
それが苦手な要素だったんだ(リケジョあるある?)。
でも
「この地理的な条件だから、この国はこういう行動に出る」
っていう、
理由と結果をはっきり示す学問だから、
理系の頭でもとっつきやすい!
もともと、国際政治や貿易などの国家戦略に
「科学的根拠」
を与えるために作られた学問。(by wikipedia)
だから理系にもなじみがいい「文系科目」だよ(笑)
「地政学」を知っておこう!学ぶ理由3つ
1)政治・宗教の話はタブー!?だからこそ知っておくべき
一般的に、
多国籍の人がいる場で、政治や宗教の話はタブーとされているよ。
特に、仕事関係や、大人数が集まるパーティなど、
「広く浅い」関係の人との会話ではやめておこう!
でも、「どんな話題を避けるべきか」って分かっている?
たとえば、他の国から侵略された過去がある国の人に
「あなたの国は、外国の文化もうまく取り入れていますね♪」
なんて言ったらどうだろう?
大人の対応をしてもらえるかもしれないけど、
「この人は歴史を知らない人だな」
って思われるよね。
すべてを完璧に知らなくても、
「歴史の中で世界で何があったのか?」
「今の世界の政治はどうなっている?」
ってことは、おおまかに知っておこう!
2)深い関係の人とは、政治の話もするよ!
外国人とでも、親しい友人や、恋人、家族とは、
政治や宗教の話になることもあるよ。
関係が深まっている彼氏とは世界情勢の話もするし、
彼の家族に会った時にニュースを一緒に見ることもあるかも!
私がニュージランドでホームステイした時、ホストマザーとニュースを一緒に見ることになって、冷や汗かきながら必死に話したよ(笑)
「自分はこう思う」って伝えるには、英語力だけじゃ足りないよ!
普段から情報をキャッチするのも大切だし、
「なんでそう思うのか?」っていう理由・背景も言えるといいよね。
少しずつ勉強しよ!
3)海外とのビジネスにも不可欠!
アナタの仕事が何かにもよるけど、
どんな仕事でも海外の情勢に影響を受けているよ。
ニュースをチェックすることももちろん大事だけど、
「そもそもなぜこの関税は高いのか?」
「この地域の紛争はなんで終わらないの?」
ってことまでは分からないよね。
海外も関係するビジネスの方針・戦略を決める時、
「これから世界はどうなるのか?」
という予測は不可欠。
そのためには、物事の「背景」を知る必要があるよ。
自分はそんな仕事はしていないって人でも、
自分の仕事が将来どうなるのか?
とか、影響を受けることが必ずあるよ。
世界情勢・政治は切っても切れないから、ちょっと勉強してみようよ!
「地政学」を勉強してみたい!オススメ本
私が読んでみて、面白かった本を紹介するよ!
気を付けるポイントは、
本を書いた人の国籍によって、内容に偏りが多少あること。
だから、海外の人が書いた本で、
日本のことを書いている文章を読むと、
違和感があるかもしれない。
「日本はこんなんじゃない!」って
プリプリするのはいったん置いておいて(笑)、
「この人はこういう考えなんだな。じゃあ別の人はどうかな。」
「自分ならどんな意見かな」
ってことを考えるきっかけにしよ!
海外の人とのコミュニケーションにも大切な心構えだよ。
「世界史で学べ!地政学」
日本人が書いた「地政学」の本だよ!
歴史と一緒に学べるし、
日本人向けに書かれているから読みやすいよ。
「100年予測」
アメリカの地政学者が、今後100年間の世界の動きを予測している本だよ。
私が「地政学」に興味をもった本!
「当たるかどうか?」よりも、
「地政学ってこういう考え方をするんだ!」ってことが分かるよ。
「恐怖の地政学」
アメリカ人が書いた「地政学」の本。
タイトルは恐ろしげだけど、原題は「Prisoners of Geography」。
地理条件からは逃れられないってことだね。
日本の学者とはまた違った視点で歴史を分析しているよ。
まずは簡単なことから!「教養」を身に着けよう
政治や宗教の話は、誰でも気軽に話してくれることじゃないから、
英会話教室では勉強できないよ!
外国人とのコミュニケーションをするには、
世界のことをちょっと知っとこ!
「教養」のインプットは日本語でイイよ!
教養も一気には身につかないから、
読みやすそうな本から読んでみて、
コツコツ積み重ねてみよ。
Kei